尾崎世界観の両親について!父親・母親・弟はどんな人?家庭内暴力の過去?

ミュージシャンであり、小説家の尾崎世界観さん。
尾崎世界観さんは、4人家族で、父親・母親・弟という構成だそうです。
クリープハイプのライブのMCでは、ご両親の名前が時々登場するとか。

今回は尾崎世界観さんの家族について調べてみました。

目次

尾崎世界観の家族:父親はどんな人?

尾崎世界観さんの父親はマサルさんというそうです。

父親の影響で音楽に関心を持った

尾崎世界観さんが音楽に興味を持ったきっかけとして知られているのが、父親がフォークバンドの“かぐや姫”が好きだったことです。

家の中でよく曲がかかっていたことから、音楽への関心が高まったようです。

“かぐや姫”は南こうせつさんを中心としたフォークソングを歌うグループで、代表作は『神田川』ですね。

父親によく競馬場に連れて行かれた

尾崎世界観さんはロッキングオンジャパンという音楽雑誌のインタビューで、父親について触れています。

「あんまりどっかに家族で行ったって記憶もないな。こういうこと言うとまた怒られるんだろうな(笑)。競馬場の記憶しかないんですよ」
「中山競馬場っていうのが実家からちょっと電車乗ったらあるんですけど、ものすごい距離歩くんですよね、当時の自分からしたら。今は別に歩ける距離だと思うんですけど。駅から競馬場までの道のりがすごい遠いなと思ってましたね、ずっと。行ってもやることないし」

ロッキング・オン・ジャパン 2013年9月号

遠方の競馬場によく連れて行かれた思い出というのは、確かに強烈に残りそうですね。

このインタビューで家族に対して「別に何にも不満もなく」と話しています。しかしながら、父親については「マサルはすごい怖かったです。ずーっと怖かった。」とのこと。

尾崎世界観の母親について

尾崎世界観さんの母親の名前は、ユミコさんというそうです。

母親はスーパーマーケット勤務

尾崎世界観さんの母親はスーパーマーケット勤務だとご本人がおっしゃっていました。

2020年4月7日放送のTBSラジオ番組『ACTION』では、親に外出自粛をさせる難しさを語っていました。
コロナ禍で、高齢者の方が重症化リスクが高いというのを聞いた尾崎世界観さん。
両親に連絡を取ったところ、父親は仕事を休んでいるものの、母親は仕事に毎日出掛けているとのこと。

尾崎世界観さんは、母親にちょっと休んだらと伝えたけれど、「そんな簡単に休めないから」と話は平行線でした。
緊急事態宣言中でもスーパーマーケットなどのライフラインに関係する仕事は通常通り営業されていたため、心配なさったのだと思います。

「思ったのは、両親との連絡を、近況報告だけでいいと思い込んで。そこまで深く話をしようと思っていなかったツケが来ているのかな」

「自分がライブのことで頭がいっぱいだったから。本来、悩んでいる1カ月前くらいのときに先に話しておけば、いまごろ(母親は)仕事を休めていたかもしれない」

「親って子どものことは心配するけど、自分のことは絶対心配してくれないじゃないですか。『なんでわかってくれないんだ』って怒ったりもしようと思ったんですよ。
でも、それもそれでなって。(親とは)すごくデリケートな関係性だと思っているから、あんまり強く言えないなぁって思って」

2020年4月7日放送のTBSラジオ番組『ACTION』

と話していたそうです。
母親との距離感が伝わってくるエピソードだなと感じました。

尾崎世界観の小説『母影』について

尾崎世界観さんの小説『母影』は、小学校低学年の女の子が主人公の物語です。
小学校低学年の女の子というかけ離れた主人公が設定されていますが、尾崎世界観さんが子どものころに感じた記憶を元にしているそうです。

「たとえば、僕は親のことは“親”というものとして捉えていて、ほかの人とは違うと思っていました。
だから親が人間だと認識したとき、親の人っぽさを怖いと思ったのをよく覚えています(笑)。
そういった子どもの視点、大人に対する包まれるような安心感と、それが覆される瞬間の不気味さも書きたかった」

Yahoo!ニュース 本が好き。のインタビュー(2021年2月6日配信)

この「親のこと」が母のこととははっきり書かれていないですが、中編小説『母影』を読むと尾崎世界観さんの親への印象がよくわかるのかもしれません。

尾崎世界観の弟について

弟さんについては、Twitter上に写真の掲載がありました。
彼女さんも写っていますね!
コメント欄には、尾崎世界観さんと弟さんは「似てない!」という声が上がっていました。


尾崎世界観の実家の飼い犬について

尾崎世界観さんのご実家では犬を飼っているそうです。
実家の飼い犬まるこ(雌)は、弟さんが拾ってきたそうです。
アルバム『吹き零れる程のI、哀、愛』の収録曲『マルコ』には、実際のまるこの鳴き声が録音されています。

クリープハイプの楽曲にもなっている尾崎家の飼い犬・マルコは14歳でおばあちゃんになり、あまり動かず寝っ転がっているため、尾崎が「モップかな?」と思うほどだったそう(笑)。
でも久しぶりに会って、「やっぱりかわいいなあ」と思ったそうです。 

ラジオJ-WAVE「SPARK」2017年11月27日


尾崎世界観の実家では家庭内暴力があった?

尾崎世界観さんは、自分の本名をタイトルにした半自伝小説『祐介』(文藝春秋)を出版しています。
この作品の中では、家庭内暴力について描かれています。

「子供のころ、父はよく動物園に連れて行ってくれた」という話から始まりますが、実際にはお父さんとの思い出は競馬場とのことでしたね。

父親が仕事を辞めたことをきっかけに母の精神がおかしくなってしまい、家庭が崩壊していく様子が描かれています。
荒んでいった家庭内で、「姉が父の後頭部を蹴り飛ばす」という事件が起こります。
それから、彼の家庭は「暴力」が支配するようになっていきます。

「ひとり取り残されて、家のなかでは以前にも増して息苦しくなった。
あの日、とつぜん割り振られた役割を手にすることができなかった自分を棚に上げて、すべてのきっかけを作った姉のことを恨む。
せまい家のなかで、暴力の臭いや音がすると、怖くてたまらなかったから。
自分だけが暴力という乗り物に乗り遅れたまま置き去りにされた悔しさでいっぱいになった。」

『祐介』(文藝春秋)

尾崎世界観さんのライブのMCでは両親の話が出たり、コロナ禍で両親を心配したりと、仲がいい家庭のようにも思えます。
そして、これまで家庭内暴力の過去も直接語られていないそうです。

しかしながら、半自伝小説ではあるので、家族の中でそうした時期があったのかもしれません。
尾崎世界観さんのきょうだいは弟さん1人なので、弟さんがお父さんの頭を蹴り飛ばしたのでしょうか…。

でも、現在わだかまりがないからこそ、親子で連絡を取ったり、弟さんカップルと家族で食事をしているのだと思いますので、関係が好転したのでしょうね!

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